2014年10月10日

きびしい自然環境のなかで文明が生まれた

古代オリエント博物館で開催中の「アマゾン展 森に生きる 人々と暮らし」を見ました(会期:2014年11月24日まで)。今では貴重になった狩猟採集民の生活を垣間見ることができました。

また、古代オリエント博物館の常設展も一部展示してありました。オリエントで最初の文明(メソポタミア文明)が生まれた様子を知ることができました。

「アマゾン展」と「古代オリエント常設展」とを比較してみると、オリエントの砂漠地帯というきびしい自然環境のなかで最初の文明が生まれたのだということがよくわかりました。

つまり、アマゾンのようなゆたかな自然環境のなかでくらしているかぎり、狩猟採集で十分たべていけるのですが、砂漠地帯のようなきびしい自然環境のなかでは、農作物を人工的にそだてる農業によって食料生産性を高めないと人々は生きていけなかったのです。

こうしてオリエントでは、農業生産性を高める努力をし、効率的に人々がくらしていけるようにするために都市を発達させました。これが文明のはじまりです。

文明が発生する背景には大きな切実性があったといえるでしょう。




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2014年06月24日

世界遺産について知る

世界遺産についてよく知っておくことは、地球環境を保全するために重要なことです。

世界遺産とは
世界遺産とは、世界遺産リストに記載された「顕著な普遍的価値」をもつ建造物や遺跡、景観、自然などのことです。

世界遺産条約
1972年、ユネスコ総会で世界遺産条約が採択されました。これは、人類や地球にとってかけがえのない価値をもつ世界遺産を、人類共通の財産として大切にまもり、つぎの世代にうけついでゆくことを目的にした国際条約です。

ユネスコ
ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)は、1946年に設立された国連の専門機関です。ユネスコ憲章の全文にはつぎの一文があります。

「戦争は人の心の中に生まれるものだから、人の心の中にこそ、平和のとりでを築かなければならない」

世界遺産の分類と数
文化遺産自然遺産複合遺産の3つに分類されています。
世界遺産の数は、2014年5月現在、981件です。

世界遺産委員会
世界遺産は、1年に1度開催される「世界遺産委員会」で審議され、決定します。

世界遺産になるための条件
(1)不動産であること。
(2)各国の法律でまもられていること。
(3)遺産をもつ国自身から推薦があること。
(4)各国の暫定リストに記載されていること。

登録基準
(1)人間がつくった傑作
(2)文化交流
(3)文明の証拠
(4)建築技術
(5)伝統的集落
(6)出来事や宗教、芸術
(7)自然の景観美
(8)地球の歴史
(9)固有の生態系
(10)絶滅危惧種

危機遺産
危機に直面している遺産は危機遺産リストに記載されます。

世界遺産基金
遺産の保護が充分でない遺産に対しては、世界遺産条約でさだめられた「世界遺産基金」などをもちいた援助がおこなわれます。


参考文献:世界遺産検定事務局『きほんを知る世界遺産44 - 世界遺産検定4級公式テキスト -』世界遺産アカデミー、2014年4月8日


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2014年04月29日

地球史から環境変動をみる 〜『地球史スーパー年表』

この年表は、宇宙の誕生から現在までの138億年の歴史を、倍率のちがう10個の「レンズ」を通して理解するための資料です。

縮尺のことなる10本の年代軸を「レンズ」とよびそれぞれの時間スケールで見たときにあらわれる重要なイベントが10本の年表にしめされています

ポイントをピックアップします。
年表の年代軸は左から右に若くなり、いずれも右端が現在になる。

150億年、50億年、6億年、7000万年、600万年、100万年、20万年、2万年、2000年、200年と縮尺のことなる10本の年代軸(レンズ)を用意している。

1つの年表における右端の部分についてレンズを1つ拡大したものが、下の年表になっている。

いくつかの年表では、気温や酸素濃度、海水準などの変動曲線もあわせて示し、その時代にどのような環境変動があったのか、視覚的に理解できるようにしている。

この年表を活用して、「時空を自在に飛ぶ感覚を、ぜひ味わっていただけたらと思う

本書が、宇宙の誕生から現在までのシームレスな地球史を認識する手助けとなり、われわれ地球人が進む未来像を考えるうえで少しでもお役に立てれば幸いである。

慣れてきたら、ぜひレンズ11として「自分史・家族史」を作ってもらいたい。われわれの人生も地球の歴史の一部であり、そして、現在がこれからの未来へつながる位置にあることを実感できるはずである。


レンズ1:宇宙史(150億年前〜現在)
138億年前、無からの猛烈な体積膨張「インフレーション」で宇宙の歴史ははじまった。

レンズ2:地球史(50億年前〜現在)
45億5000万年前に地球の核ができる。最古の生物化石は35億年のものである。

レンズ3:顕生代(6億年前〜現在)
5億3000万年前におこった「カンブリア大爆発」により生物は大型化した。

レンズ4:新生代(7000万年前〜現在)
グリーンハウス(温室世界)からアイスハウス(氷室世界)へ徐々に気候が寒冷化する時代である。

レンズ5:人類時代(600万年前〜現在)
440万年前にラミダス猿人、350万年前に二足歩行、人類が進化する。

レンズ6: 氷河時代(100万年前〜現在)
地球規模の寒冷化が顕著になる。

レンズ7:最終氷期(20万年前〜現在)
19万5000年前、ホモ・サピエンスが出現する。

レンズ8:先史・文明時代(2万年前〜現在)
1万6500年前、縄文時代が始まる。

レンズ9:歴史時代(2000年前〜現在)
375年、大和政権が成立する。

レンズ10:近現代(200年前〜現在)
産業革命がおこる。2度の世界大戦がおこる。

この資料は、時間スケールのことなる10本の年表を同時に一覧できることに最大の特色があります。この「スーパー年表」を見ると、レンズ(時間スケール)のとり方によって、歴史の見え方ががらりとことなってくることがよくわかります。

これは、空間的な見方と対比するとおもしろいです。空間スケールのとり方によっても世界の見え方はかなりちがってきます。たとえば、地表から地上を見る、高い塔から地上を見る、高い山から見る、人工衛星から見る、月から地球を見るなど、空間的な視点を変えると見える範囲・精度は変わってきます。レンズの倍率によって見える世界はことなるわけです

このような、空間的な視点・スケールを変えて見ることは比較的やりやすかったのですが、一方の時間的なスケールを変えて見るという見方は今まではむずかしかったです。多くの人々の場合、上記のなかの「歴史時代」あるいは「近現代」ぐらいしか視野に入っていない状況ではないでしょうか。

そのような意味で、「空間レンズ」ならぬ「時間レンズ」を提供するこの「スーパー年表」は画期的であり、このような時間スケールごとに複数の年表を対比・一覧できる資料は今まではなかったです。

この「スーパー年表」を見ていると、地球史における環境変動がものすごいものであったということがよくわかります。また、気候の観点から見ると、氷期と間氷期とを地球はくりかえしており、ここ100年間のいわゆる地球温暖化との関係はどうなっているのか大きな課題が見えてきます


文献:清川昌一・伊藤孝・池原実・尾上哲治著『地球全史スーパー年表』岩波書店、2014年2月18日


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2014年03月10日

垂直構造のなかでの棲み分けをみる -沖縄美ら海水族館-

  

地球環境問題を理解するためには海洋生物の棲み分けについても知らなければなりません。

沖縄美ら海水族館(ちゅらうみすいぞくかん)は、4階からはじまり、3階の水族館入口から入館して2階、1階へと、浅海から海深くへともぐっていくような構造になっています。各フロアには、沖縄の海を象徴する下記のテーマがもうけてあり、あるきながら海の素晴らしさと大切さを体験することができます。私も以前見学し大変勉強になりました。

 4階:大海への誘い
 3階:サンゴ礁への旅
 2階:黒潮への旅
 1階:深海への旅

こうして この水族館では、海の垂直構造のなかでの海洋生物の棲み分けをじっくりみることができます。

このように、それぞれの海洋生物を、水族館の垂直構造の中に位置づけてみることは、空間のなかのそれぞれの場所に各生物あるいは各情報(各要素)を位置づけて理解し記憶することになります。このような空間を活用する方法は、ものごとの理解と記憶を容易にし促進させます。

美ら海水族館のようなすぐれた構造的な水族館をたのしみながら、生物の棲み分けについてもしっかり勉強していきたいものです。

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2014年01月30日

専門分野と多様性の両者を理解することが必要である

地球環境問題は非常に幅広く分野が多様であるため、どこから学習すればよいかわからないといったことがあります。

そこでまず、自分のもっとも興味のある分野を一つえらび、その分野の生きた知識を重点的にまなび、その後そこを起点にして知識をふくらませていくのがよいです。地球環境問題のような総合的なテーマについて学習する場合、最初から幅広くとりくんでいると結果的にさまよってしまうことがあります。

しかし一方で、自分の興味のある分野だけにとりくんでいるとしだいに専門的になってきて、生物や地球の多様性を見ることができず、その結果判断をあやまることになります。したがって、専門的な能力と全体をみる能力、局所と大局の両方をつかむ訓練が必要です。

地球環境問題にとりくむときの全体的・総合的な学習の第一の目的は生物と地球の多様性をつかむことです。これは、教養を身につけるとか専門バカ防止といった教育的な従来の常識のことではありません。専門分化し分析的になりすぎた自然科学に対する批判ともちょっとちがいます。専門分野は必要なのです。しかしその一方で大局をみることも必要だということです。

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2014年01月25日

西洋人とはことなる有機的な自然観 〜レビュー:寺田寅彦著『日本人の自然観』〜

日本の自然、日本人の日常生活、日本人の精神という3つの観点を論じ、自然と人とが渾然と融合した日本人の自然観について考察しています。

日本の自然といえば、地震・津波・火山の爆発が特徴的です。一方で、いろいろのものがモザイク的に少しずつそなわっているミニチュア的な自然、大きな多様性をもった自然でもあります。つまり、活動性と多様性をあわせもっているのが日本の自然の特徴です。寅彦は、日本の自然のこのような二面性を、「厳父」のごとき自然と「慈母」のごとき自然と表現しました。

このような自然の中で生活する私たち日本人は環境から大きな影響をうけ、自然の驚異と神秘を実感してきました。日本人の日常生活と精神のなかにこれをよく見ることできます。日本人には、自然に対して従順になり、自然にさからう代わりに自然を師にして学ぼうという態度がありました。

しかし、西洋には、地震も台風もなく、そこでは自然を恐れることもありません。西洋は、自然を克服し支配しようとする科学の発達には格好の地盤であり、西洋人はこうして科学をつくりました。

このように、日本と西洋とでは、自然の環境にいちじるしい相異があるわけですから、それを無視して、建てるべからずところに人工物を建設したりすれば、克服したつもりの自然のふるった鞭のひと打ちで、実にいくじもなく壊滅してしまいます。明治以後、日本人は西洋科学を無批判にうけいれ模倣してきたましたが、日本と西洋とはこのような相異がある以上、日本人は西洋人にはなりきれません。西洋の思想は、そのままでは根をおろしきれません。それを眼前に見ながら自己の錯誤を悟らないでいると寅彦は警告しています。

寅彦は、日本の自然環境、日本人の生活様式、日本人の心という3つの観点から考察をすすめました。生活様式は文化とよびかえることもでき、つまり、〔自然環境-文化-人〕を一つのシステムとしてとらえなおすことが必要でしょう。ここでいう文化は環境と人とを媒介する役割をはたします。こうして分析的にではなく、全体を有機的にとらえなおすことがこれからはもとめられます。

東日本大震災を経験した私たちは、西洋の分析的科学技術を無批判に日本にあてはめるのではなく、寺田寅彦がのこしたメッセージをうけとめ、活動性と多様性をあわせもった日本の自然に適応するための科学技術なり文化をみずから発達させていかなければなりません。


文献: 寺田寅彦著『日本人の自然観』青空文庫、2003.11.11作成。初出は「東洋思潮」1935年。
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2014年01月20日

気象と気候について理解して地球温暖化対策にとりくむ 〜レビュー:青木孝監修『図解雑学 よくわかる気象のしくみ』〜

地球環境問題にとりくむうえで気象について理解しておくことは重要なことです。本書は、気象の基本的なしくみについて図解をつかってわかりやすく説明しています。

内容は以下の通りです。
第1章 天気の基本
第2章 天気予報と気象観測
第3章 春の気候
第4章 夏の気候
第5章 秋の気候
第6章 冬の気候
第7章 世界の天気・気候
第8章 異常気象と現象


おもしろいのは気候を四季に分けて解説しているところです。これらについては季節風(モンスーン)をキーにして理解するとよいでしょう。

そして最終章では、異常気象・異常現象として、地球温暖化、海面上昇、オゾン層の破壊、大型ハリケーンの発生、トルネードの発生、光化学スモッグの発生、洪水の多発、酸性雨、砂漠化(森林破壊・過放牧)について述べています。

これらの中で、地球温暖化は、異常気象をもたらす原因としてもっとも有力視されていて、二酸化炭素を中心とした温室効果ガスの増加が地球温暖化を引き起こしているとかんがえられています。私たちは、気象や気候についてただしく理解したうえで、その削減のために日々取り組んでいかなければなりません。

文献:青木孝監修『図解雑学 よくわかる気象のしくみ』ナツメ社、2007.3.20発行。

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2014年01月11日

「水車のある村」をめざして歩いていかなければならない 〜レビュー:黒澤明監督『夢』(1990年公開)〜

黒澤明監督みずからが見た夢を題材にしたオムニバス・ファンタジーです(1990年公開)。「日照り雨」「桃畑」「雪あらし」「トンネル」「鴉」「赤冨士」「鬼哭」「水車のある村」という8つのエピソードで夢の世界がつづられます。

黒澤の夢は、自然界に対する畏敬の念をわすれてはいけないという警告からはじまります。しかし人間は、畏敬の念をわすれてしまいました。機械文明・物質文明を極度に発達させて、木々を切りたおし、戦争をおこない、放射能汚染をひきおこし、突然変異を生じさせ、大災害にくるしみます。死者の魂は浄化できず、行き先がわからずにこの世に執着してさまよいます。

そして、水車村にたどりつくと、一人の老人がかたります。
「近ごろの人間は、自分たちも自然の一部だということをわすれている。おれたちはもっといいものができるとおもっている。特に学者には、自然の深い心がさっぱり分からない者が多いのにこまる。汚された空気や水は、人間の心まで汚してしまう」
今日の環境の乱れは、心の乱れであるのです。

夢は、8つのエピソードに分かれていますが、これらの深層には、自然への回帰というテーマが流れているといえるでしょう。睡眠中に見る夢は深層意識(潜在意識)からのメッセージです。黒澤は、心の深層からおくられてきたメッセージを絵にしました。彼は、「鴉」にでてきた蒸気機関車のようにひたすら作品をつくりつづけてきましたが、深層で進行していたもう一つの流れも映像化し、私たちにのこしました。

2011.3.11を経験した私たちは、黒澤のメッセージをうけとめて、「水車のある村」をめざして歩いていかなければなりません。

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2013年10月30日

その土地本来の樹種をつかって命の森をつくりだす -森の長城プロジェクト-

森の長城プロジェクトがすすんでいます。今日は、プロジェクト提唱者で、同プロジェクト副理事長、生態学者の宮脇昭氏による特別講演会が開催されました(会場: 横浜・開港記念館)

このプロジェクトは、津波から命を守るための森の防潮堤を、東日本大震災の被災地沿岸部にきずくというプロジェクトです。 具体的には、震災瓦礫を埋めて ほっこらとした盛土をきずき、その上に、シイ・タブ・カシ類を中心とした土地本来の樹種を植樹して森にしようというプログラムです。このプロジェクトを、復興から立ち上がっていく日本のシンボル的事業にしたいとのことです。 私も協力しています。

森の長城をつくれば、津波のエネルギーを吸収し半減させ、津波の波を破壊し弱めることができます。植える木は木であれば何でもいいというのではなく、 森をつくるのならば、あくまでも土地本来の本物の森、自然の多様性を持った照葉樹林でおおわれた命の森をつくれというのが宮脇昭氏の主張です。

東日本大震災のときに、常緑広葉樹は津波がきてもなぎたおされずにのこりました。広葉樹としては、シラカシ、アカガシ、ネズミモチ、ユズリハ、シロダモ、タブノキ、スダジイ、ヤブツバキ、ウラジロガシ、アラカシなどがあります。しかし、海岸線でよくみかけるマツ林はダメでした。マツははやくそだちますが根が浅く、すぐに枯れてしまう傾向があります。

自然の森のように、できるだけいろんな種類が混ざっている方がよく、多様な種類の木を混ぜる、混ぜる、混ぜる。これが生物社会の掟だそうです。 特定の樹種を排除するのではなく、 多様な種類を競争・我慢・共生させながら、高木・亜高木・低木・下草がそだつ豊かな森をつくる、競り合いつつも共存するといった状態がのぞましいです。(たとえば、いやな姑がいても排除しないことです。口を開けて寝ている姿を見れば、あの人もあと100年ももたないとおもえるのですから。)

具体的な手順は次の通りです。
・根が良く発達したポット苗をそだてます。

・ポット苗を密植・混植(2〜3本/u)します。

・有機質に富む表土を客土します。

・植栽後、マルチングとして稲ワラを敷きます(4kg/u) (敷ワラ)。 

・維持管理のために、 植栽後3年間は除草作業をおこないます。

(注)植栽後は、ワラや枯れ葉、トウモロコシの葉をのせておくと、土壌流出がふせげ、土壌の分解もすすみます。つまり、物理的にも化学的にも土をまもることができます。

斜面の森のそだてかたは次の通りです。

・斜面に倒木を横におきます。

・枯れ葉を斜面にためます。

・今ある木を生かします。

・土地本来の木を植えます。

(注)林の状態に応じて、陽樹(マツなど)と陰樹(カシなど)の区別に注意します。陰樹の場合は日光が当たらなくてもそだち、しばらくすると種が落ちて自然に芽が出てきます。

あたらしいプロジェクトをはじめると、多くの人々が最初は批判ばかりをし、プロジェクトの欠点をさがして「引き算」だけをします。しかし、あるとき転換点がおとずれ、一斉にうごきはじめます。そのときまでの努力が大切です。

▼森の長城プロジェクトのウェブサイト
http://greatforestwall.com

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2013年04月04日

環境保全が経済的利益をもたらすようにする -環境経済学-

環境経済学という分野があります。

「環境経済学の主要な目標の一つは、環境保全を実現するための費用を最小化することであ」(注)り、「この目標を達成するために、最も効果的な方法は、環境保全が経済的利益をもたらすというシステムを工夫し確立し、結果として環境保全のインセンティブ(誘因)を作り出すことである」(注)。

たとえば、温室効果ガスの削減量を排出許可証として排出権市場で発展途上国が売却できるできる制度が検討されています。法的罰則をともなう伝統的な環境規制と組み合わせる形での導入が必要だそうです。

注:大沼あゆみ「REDDプラス 森林を保全するインセンティブを与える経済手段」学士会会報, 899, 2013年3月1日

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